セルフケアと活動
押す動作と移乗動作の負担を調整する[1][3]
検討する場面。 腱の連続性が保たれ、筋力が安定している、評価済みの負荷痛です。
ディップス、重いプレス、力を込めて押す動作を、一時的に減らします。移乗では、高めの椅子や追加の支えを使い、負担の大きい動作の合間にも無理のない範囲で動かします。
- 実施量と見直し
- 最も症状を誘発する動作から変更し、通常の活動を何回か行う間の症状を確認します。
- 段階的な進め方
- まず回数、次に抵抗を戻し、当日後半と翌朝の、押す力への耐性を確認します。
- 中止・再評価の目安
- 新たなブチッという音、皮下出血、急な筋力低下があれば、再評価が必要です。
- 根拠と限界
- 上腕三頭筋への負荷を作業ごとに当てはめた調整です。筋肉だけの圧痛について、決まった回復の目安は確立していません。
運動とリハビリテーション
検討する場面。 外傷によらない筋肉への負荷痛、または抵抗運動が可能と判断された腱の症状です。
上腕を支え、まず無理のない軽い伸展の保持から始めます。肩を動かさないようにしながら、バンドで小さな範囲を押す運動へ進み、その後、必要な押す動作を練習します。
- 実施量と見直し
- 臨床上の開始例として、軽い力で短く保持する運動を数回、または軽い負荷で1セット行います。症状の出やすさに合わせて調整し、実際の抵抗と回数を記録します。
- 段階的な進め方
- 抵抗より先に、動く範囲と回数を増やし、翌日の反応と伸展の力を目安にします。
- 中止・再評価の目安
- 悪化が長引く場合は負荷を減らします。新たな伸展ラグや、腱の痛みの急な変化があれば中止します。
- 根拠と限界
- 解剖に基づく負荷運動の例です。部分断裂と診断された後は、そのけがに応じた制限が優先されます。
臨床の専門家によるケア
症例を選んで行う、部分断裂に対する保護的な非手術療法[2][3]
検討する場面。 画像検査で遠位上腕三頭筋の部分的なけがと評価され、担当の専門医が保存療法を選んだ場合です。
断裂の範囲と伸展機能に応じて、保護または装具、許可された肘の動き、段階的なリハビリテーションを取り決めます。押す負荷を増やす前に、筋力を確認します。
- 実施量と見直し
- 保護期間と再診の予定は、専門医がけがの状態に応じて決めます。入手できるアスリートの症例集積は、全員に共通するリハビリテーションの経過を定めるものではありません。
- 段階的な進め方
- 痛み、腱の連続性、力を再評価した後、許可された動きから、抵抗、そして動作に特化した押す運動へ進みます。
- 中止・再評価の目安
- 筋力低下が強まる、新たなくぼみができる、使える程度の伸展が回復しない場合は、専門医が再評価します。
- 根拠と限界
- プロフットボール選手を対象とした小規模な後ろ向き症例集積では、部分断裂10例のうち6例が手術なしで治癒し、4例は後に修復術が必要でした。ほかの集団やけがの型では、結果が異なる場合があります。