上腕二頭筋遠位腱断裂
負荷をかけた際の断裂音、肘の前面の内出血、回外する力の明らかな低下が手がかりです。
次の対応: 治療を決める時期が重要になることがあるため、早めに受診してください。先に通常の筋力運動を進めないようにします。 [2]
筋肉ガイド
筋腹の症状と、肩側・肘側の腱の問題を分け、肘を曲げる力や手のひらを返す力から評価を考えます。
上腕二頭筋の長頭は関節窩の上方付近から、短頭は烏口突起から始まります。肘側では腱が橈骨粗面へ付着し、腱膜が前腕の筋膜へ広がります。肘を曲げるほか、手のひらを上に返す回外に大きく関与します。これらの作用を利用して負荷を比べられますが、筋肉を腱から切り離して評価することにはなりません。 [1]
筋肉と痛みの図解
青色は対象の筋肉を示します。×印は代表的なトリガーポイントの位置、陰影は関連痛が現れる可能性のある範囲です。これらの例は、下に番号付きで示す各ポイントと一対一に対応するものではありません。痛みの広がりには個人差があり、この図だけで原因を診断することはできません。
画像内の表記は英語です。
AIの支援を用いて作成した学習用の図です。参考図:Joe Muscolino博士、LearnMuscles。この改変図は臨床的な検証を受けたものではなく、参考図の著者による承認を示すものでもありません。
ここでは医療者が行う評価を紹介します。結果の解釈と、その検査でわからないことを併せて確認してください。
負荷をかけた際の断裂音、肘の前面の内出血、回外する力の明らかな低下が手がかりです。
次の対応: 治療を決める時期が重要になることがあるため、早めに受診してください。先に通常の筋力運動を進めないようにします。 [2]
肩の前面が痛む、手を伸ばすと痛む、筋腹の局所的な圧痛だけでは説明できない腱板の筋力低下がある場合です。
持ち上げる量を増やした後の筋腹の不快感は、持続する筋力低下、感覚の変化、首に関連した症状とは分けて考えます。
大きな損傷を伴わない負荷時痛と評価された場合は、物を体に近づけ、手のひらを上にした重い持ち上げを一時的に減らします。肩と肘は楽に動かせる範囲で動かしましょう。
負荷の進め方: 重さを戻す前に、容易な作業を続ける時間を増やします。 [1]
ここでの区別は、腱の診察と肩全体に関する根拠に基づいています。上腕二頭筋のトリガーポイント診断や、この筋だけに行うリリースの手順が検証されたという意味ではありません。
大学の解剖学資料. 筋の付着部と作用を確認するために用いています。トリガーポイントの位置や治療効果を検証する資料ではありません。この資料の図版は転載していません。
専門学会による診療情報. 上腕二頭筋遠位腱断裂の特徴と、適切な時期に診察を受ける必要性を扱っています。大きな損傷を伴わない負荷時痛に対する運動例は、断裂した腱や手術で修復した腱のリハビリテーション手順ではありません。
前向き診断精度研究. 肩の痛みがある208人を調べた研究です。肩甲下筋の検査は感度が低く、陰性でも断裂を十分には除外できません。対象は腱板と上腕二頭筋の病変であり、トリガーポイントではありません。
診療ガイドライン. 成人の腱板腱症を対象に、部分断裂を含む評価と運動療法を扱っています。全層断裂は対象外です。トリガーポイント図の妥当性を検証した資料ではありません。